2009年5月 6日 (水)

アニパン 1981年公開「宇宙戦士 バルディオス」

1981baldiosmovie000 1981年12月19日公開の「劇場版 宇宙戦士バルディオス」のパンフレットです。

 

【パンフレットの、その他のページはこちら】 

 

  

 
 葦プロ製作なのに東映の配給。
 ・・・なもんで、なんと同時上映は『Dr.スランプ アラレちゃん ハロー!不思議島』です。

ハードSF(一応設定は・・・)とギャグアニメの同時上映かぁ。
まあ、ドキュメント・ダグラムとチョロQダグラムを思えば、先駆けかな?

 

  
この映画、テレビシリーズの打ち切りに納得しないファンの熱意が実現した作品と言えるでしょう。
兎に角、テレビの最終回は突然でした。
だってサブタイトルに(前編)の文字まであったのに?

アルデバロン軍の秘密兵器・人工太陽が南極と北極の氷を全て溶かした為に発生した巨大津波が世界中の都市や地表に襲いかかる。・・・そして画面は真っ赤に染まり「完」の文字がデカでかと画面に・・・。

テレビシリーズは「猿の惑星」よろしく、タイムスリップをテーマにしたハードSFっぽい作品だったのを覚えています。そして映画もそれを踏襲していますが、テーマはズバリ『スペース・ラブ・ロマン』!?

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テレビシリーズではそれなりに活躍していた主役ロボット(?)バルディオスですが、映画では存在が薄い!
映画ではほとんど活躍してなし・・・。(まあラブロマンスを前面に押し出してるから良かったのかな?)
スポンサーの玩具メーカー野村トーイも、ガンプラ並みの売上を期待しなかったのでしょうか・・・。
ちなみにバルディオスって、総体的には正統派スパロボ系のデザインです。(何となくザンボットを彷彿とさせるシルエット)
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しかし顔はガンダムだ!
しかも全長100mって、サイコガンダムなんか目じゃないよ。

キャラクター設定も分かりやすい。
地球側(ブルーフィクサー)もアルデバロン側も、伝統的なスパロボ登場キャラ設定です。

ジェミーとか雷太とか絶対いますよね。
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放射能に汚染され、地下深くに暮らすS-1星住民。
しかし、放射能を除去しようと頑張る科学者グループと、故郷を見捨てて他の星を侵略・移住しようとするガットラー総統率いる軍部に分かれて対立していた。
科学者のリーダー・レイガン博士は、将校アフロディアの弟ミランに撃たれて死亡。
そこへタイミング良く(?)駆けつけた博士の息子・マリンが投げた鉄の破片がミランの首に刺さり死亡。偶然にも、その仇を討った。
そしてまた、そこへやって来たアフロディアに弟殺しの犯人として認識されたマリン。
かくして父を殺されたマリンと、弟を殺されたアフロディアの確執が始まった。(あっ、マリンとアフロディアは映画冒頭の灯台のシーンで会ってますから、再会ですね?)
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邪魔な皇帝と科学者グループを殺して、クーデターに成功したガットラー一派は強引に亜空間要塞で侵略に出てしまいます。
亜空間要塞を、最新鋭戦闘機パルサバーンで追ったマリンは時空の歪みに飲み込まれ漂流。
行き着いた先は2100年の地球でした。そして、ガットラーがターゲットにした星も、地球(!)。

マリンは地球防衛組織ブルーフィクサー隊に入隊。
侵略者と同じS-1星人だと疎まれながらも、美人科学者クインシュタインによって改造されたパルサバーンで、バルディプライズ、キャタレンジャーと合体して、バルディオスとなりアルデバロン軍に戦いを挑むことになった。!
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物語中盤はマリンの地球側(ブルーフィクサー)への忠誠を表す話。
敵を欺くにはまず味方から・・・みたいな作戦で要塞を破壊。同時にマリンの心意気に、マリン憎しと思っていたアフロディアに心情の変化が・・・。
 
途中、地球の為に戦っているマリンが、地球側からお前も異星人!みたいな言われ方してますが、ザンボットの神ファミリーを思い出します。
 
まあ、そんなこんなで、マリンとブルーフィクサーのメンバーは段々と理解しあうようになるわけなんですが、時既に遅し・・・。
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いよいよ映画のストーリーもテレビ版の最終話まで追い付きました。
人工太陽による両極の氷融解。そして地表水没。
これで地形はS-1星と同じ(!)になった。
 
また、アルデバロンを脱走して来たアフロディアとマリンの再再会もあり。
砂浜で銃を向けあう二人・・・。で要塞の破片が降ってきてアフロディアは生死不明に・・・(まあラストへの伏線ですね、普通死んでますけど)
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遂にアルデバロンとの最終決戦。
まあガットラー一派の独断専行だから、いつまでも亜空間に隠れていられるほどのエネルギーも無かったってことでしょう。
通常空間に姿を現した要塞と大型空母2隻。
地球側唯一の戦力ブルーフィクサーもこれで終わりか?と思われたとき、デビットの宇宙艦が援護に来ます。
そして空母2隻に特攻して死亡。
月影長官もブルーフィクサー基地で要塞に特攻。

バルディオスがその隙を縫って要塞の動力炉を切り裂き破壊。
動力炉爆発で要塞は崩壊。
しかし脱出ポットの中で、ガットラーと部下のネグロスが核ボタンを巡って争います。
ネグロスは核を使ってでも地球人を根絶やしにして勝利したい!ガットラーは核で放射能汚染された地球なんて欲しくない・・・。
しかし絶命するネグロスの手が核のボタンを押し、核ミサイルが次々と爆発して地球は汚染され、宇宙に出ていたブルーフィクサー隊の一部と、地球上でシェルターに逃れたであろう一握りの人々を除いて人類は全滅。
 
冷凍睡眠する兵士を蘇らせようとするガットラーをマリンが追い詰めますが、逆に銃を奪われます。
そこへ死んだ筈のアフロディアが現れます。ガットラーは弟の仇を討てと、銃をアフロディアに渡します。
アフロディアはガットラーを撃ち、最後に自らを撃ち絶命。

ラストはアフロディアの遺体を地球の砂浜へ連れて行き、語りかけるマリンのシーンで終わり。
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結局、地球は水没して地形が変わり、放射能汚染されてS-1星の過去の姿になった。
勝者なんて誰もいなかった・・・と言う、空しい結末ってことですね。

テーマは壮大で、ハードな展開。
しかし時代が早かった?
今ならリメイク可能でしょう。是非「新バルディオス」を見てみたいものです。

 

劇場版の声優陣は異論があると思いますが、出来ればテレビシリーズのままやって欲しかったですね。違和感あるし。
 
興行的には、話題の声優(戸田恵子とか)で盛り上げたかったんだろうけど・・・。

それと話題作りの為に投入された新キャラ「ラスカ」と「リラン」は、堤大二郎(今は役者だけど当時はアイドル。懐かしー)と一般オーディションで公募したアマチュア声優が担当。
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スタッフ紹介で注目すべきは、鳥海さん・・・と言いたいところですが、やっぱりテレビ主題歌『あしたに生きろバルディオス』から、音楽を担当された羽田健太郎先生でしょう。
(TV主題歌好きでした。それとテクノボイジャーやマクロスなんかも秀逸)
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戸田恵子の歌った挿入歌「女いのち歌」が強烈なパンチでした・・・。
なのに、劇場用の4曲中3曲しか歌詞が載ってない・・・。何故?
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当時の戸田恵子。(パンフレットより)
若いですねー。
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映画公開時は、野村トーイがスポンサードせず、「お口の恋人」ロッテが何故だかスポンサードしていた。
 
そしてエンディングに一般公募の愛のメッセージが使われました。
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発売されたバルディオスガム。
おまけの「バルディオス ストーリーフィルム」を全部集めると、映画が再現できる!?
これ今でも持ってたら凄い。
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「バルディオス」のパンフレット

 

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2008年4月20日 (日)

アニパン 1983年公開「ザブングルグラフティ」

Xabugra014 1983年公開の「ザブングルグラフティ」のパンフレットです。

 

 

 

(パンフレットの中身はこちらから)

 

 

 

 

 

 
一体どんな作品だったのかは、Wikipediaからの引用でどうぞ。

 1983年7月9日に公開された、テレビ版を編集して新作カットを加えた劇場版。配給は松竹、併映は高橋良輔監督の『ドキュメント 太陽の牙ダグラム』、『チョロQダグラム』。当初から併映前提の企画物として制作され、上映時間が90分以内という制約があったため、まともな総集編を作るのは無理と判断、割り切って楽屋落ち満載で悪のりしまくりの作品となった。その最たるものが、TVシリーズでのホーラに代わってコトセットがザブングルでバザーでの喧嘩を収めるという新作カットである。あえてセル塗りを途中で止め、動画を直接撮影したものとし、「これが動撮だ!間に合わないとこうなっちゃう」とテロップが入れられた。
また、ラストは決戦終結後エルチとジロンを中心に皆が走るところまでは一緒だが、死亡したと思われたアーサー・ランクが登場し、失明したエルチに対してイノセントの技術で治療を申し出るというものになっている。この改変について富野監督は、前述のとおり「誰も死なない作品」とするとの決定の元に制作されたこともあり、「TV版でのアーサーの死とエルチの失明が、作品全体のムードに対して後味の悪い物として心に引っかかっていたため」とコメントしている。

 

この作品、今じゃバンダイチャンネルで無料で見られる時代になりました。
でも最近は、お笑いのザブングルが出てくると、本作を思い出すんですよね。 Xabugra008_4 

 

 

 

 

 

 

このページ。スターウォーズのパロディですが、ザブングルなら雰囲気がマッチしてしまうのも特徴でしょうか。 
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そして美形キャラ=善玉ってことで、イノセントの中では顔がよければOK。
不細工キャラは悪玉って感じで、分かりやすい。
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湖川さんの女性キャラ、特にアイアンギアー、ソルト側に魅力的な女性が多いですが、やっぱり一番はラグでしょう。
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そして今では貴重な(?)ゆうきまさみのパロ・マンガ。
ザブングルはもちろん、イデオンにダンバイン、なぜかダイターン3の万丈まで出てます。
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MIOと言えばダンバイン!ですが、ザブングルの挿入歌でデビュー。 

その後、ダンバイン、エルガイムって訳ですね。 
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やっぱりラグが主役(女性キャラの)です。
TV主題歌のEPレコードのジャケットにもなってます。(これは富野監督の直筆サイン入りです)
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2006年5月15日 (月)

アニパン 1979年公開「銀河鉄道999」

1979_ge99900_1 1979年劇場公開 「銀河鉄道999」 のパンフレットです。

 

 

 

 

 

1979年はまさに松本零士ブームの頂点でした。この頃にはメディア等による、盛り上げも多岐に渡り、公開直前のTVスペシャルや、ヤマトの時と同様のニッポン放送でのラジオドラマ放送、更には旧国鉄による999をイメージしたミステリー列車によるツアーなどがありました。

また、当の東映アニメーションでも、『銀鉄ニュース』なるものを発行していました。
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←この「ホテルの窓から外を眺める」シーンはパンフレットにもあり、当時よくアニメ雑誌等でも見かけました。

  

 

999の良さの一つは、魅力的なキャラが多かったこと。
特にハーロックなどは、同時期にTVでも放送されており、この当時に明確な設定があったか分かりませんが、私などは作品を越えた関連性を想像させられました。
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←パンフレットの作品解説ページ 

 

 

パンフレット内のストーリー解説はこちら 
 

それと女性キャラ、メーテルは当然としてクレアが良かったんです。
後で、「ガラスのクレア」なんて映画になったし。いまでもイケてますよ。
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←中折のピンナップ

 

  
 

もう一つ、忘れてはいけないのが、メカ。
当然、タイトルにもなっている「999」です。

映画の公開当時は、丁度ブルトレブームもあり、メーテルみたいな人と旅に出たいと思った男子がどれほどいたことか・・・。
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←中折の4ページぶち抜き、999ピンナップです。

 

ハーロックのアルカディア号もTV版と違い、船首デザインと色が最高!です。
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←アルカディア号とクイーン・エメラルダス号の紹介ページ。

 

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←メカ・キャラクターの設定資料ページ

 

 

  

 

声優陣も大御所揃いです。
クレアのCV麻上洋子さんが良かったです。ホント。
松本作品にこの人あり。(言い過ぎか?、でも銀河鉄道物語にも出演してるし・・・)
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←スタッフ・声優の紹介ページ

 

 

 

主題歌を忘れたらイケないですね。
西遊記の主題歌「モンキーマジック」をヒットさせていた、ゴダイゴが歌ってました。
当然ザ・ベストテンにもランクインしてました。
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この前のケロロ軍曹 「ドロロ 沈黙の暴走銀河特急」でも、「999」をネタにしていたし、影響はすごい!?
 

 

 

 

 

 

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2006年5月 3日 (水)

アニパン 1981年公開「機動戦士ガンダム」

1981_gundam100 『機動戦士ガンダム』 1981年劇場公開のパンフレットです。

 
 

1979年放送のTVシリーズ、そして再放送を経て1981年の映画化。
私の中学・高校時代のアニメと言えば、やっぱりファーストガンダムです。

アニメファンをハッキリ自覚したのが、この作品だからでしょう。

ちなみに、ガンダム第1作が公開されたこの年は、秋にガンダム第2作目「哀・戦士編」も公開されています。

更にTVでは、ガンダム放送以降にブレイクした、いわゆるリアルロボット路線の作品が数多く放送されており、サンライズでは1981年は「太陽の牙ダグラム」が製作されています。
 
  
肝心のパンフレットですが、中折のピンナップページも含めて、34ページと言う大作です。
かなり力の入ったものと言えるのではないでしょうか。
 
参考までに、同年公開された東映の主力作品「さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅」は、30ページとなっていますが、ガンダムには4ページ及ばずと言ったところですし、「宇宙戦士バルディオス」では26ページでした。

中身もそれまでの子供向けアニメと違い、作品世界を出来るだけわかりやすく解説した、真面目な作りとなっています。
(ガンダム以前のロボットアニメのパンフレットは、極端に言えば絵本的な要素が結構強かったような気がします。劇中のカットがでっかくページを占拠していて・・・) 
 

パンフをめっくてすぐに、若かりし頃の髪もまだふさふさ(?)の富野監督の写真とメッセージが・・・。
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真ん中には4種類のピンナップがありました。
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他にもシャアや記念写真風の「アムロ・セイラ・フラウ」やメカ編も。 

 

 

 

 
 

メカの解説ではシャアザクの説明文に「…頭部の飾り棒と体の色の違い以外は、量産タイプのザクと変わらない」なんて事が書かれています。
この頃としては、ご愛嬌と言ったところですね。
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そう言えばこの作品の目玉の一つに、映画化にあたって新たに起こされた「新作カット」なんてのがありました。
下の、ザクのコックピットをビームサーベルで貫いているシーンなんかそうです。
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TV版と新作カットの差が有りすぎです。
Zの映画版でも同じようなことが言われてましたが、これに比べれば大したこと無いのでは?

 

 

 

 

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